新井由己の仕事帖

2003年12月01日 (月)

イラスト辞典 大道芸大全 

 大道芸といっても様々な捉え方があるが、この本は大道芸の芸そのものに注目して、日本や海外で行なわれてきた大道芸を、親しみの持てるイラストとともに分類・解説している。簡単な歴史も紹介されているので、大道芸の全般的な知識を得るには最適な本である。97年4月に出版された『大道芸人』(森直実編著・ビレッジセンター)と合わせてお薦めしたい。
 パート1の「日本の大道芸」では、ガマの油売り、南京玉すだれ、バナナの叩き売り、ろくま、ひとり角刀、江戸操り人形、居合い抜き、声色、猿回し、獅子舞、曲芸、紙芝居、覗きカラクリ、大道将棋、バイオリン演歌師、唐辛子売り、新粉細工が紹介されている。
 パート2の「海外の大道芸」では、ジャグリング、バランス、アンサイクル(一輪車)、スティルト(高足)、クラウン、アクロバット、パントマイム、ストリートミュージック、ワンマンバンド、コミックマイム、ハプニング、マジック、ダンス、バルーン、ローラースケート、パペット、中国雑技が紹介されている。
 ときおり芸人のインタビューも挿入されていて読みやすいが、誤植が多いのと、一部の内容に間違いがあったりするのが少々残念である。この点は、おそらく増刷時に訂正されるのだろう。

著 者/馬越ふみあき
発行所/同文書院
発行日/1998年4月
定 価/1300円+税
四六判・207頁・並製
ISBN4-8103-7493-9

現在、出版社で品切れ状態のようです。古本を探してください。

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