2007年06月26日 (火)
被差別の食卓

大阪の被差別部落で生まれた著者が、アメリカ、ブラジル、ブルガリー、イラク、ネパール、日本を訪ね、各地の「ソウルフード」をルポ。フライドチキンは、もも肉や胸肉をとった残りの手羽をディープフライにした黒人料理。フェジョアーダは内臓を入れた奴隷料理。ハリネズミを食べるブルガリアのロマ。ヒンドゥーの国であるネパールで牛を処理する不可触民の料理。そして大阪には、おでんの汁に中華そばを入れて、おでん種を2〜3品のせたおでんそばがあるそうです。今でも食べられるというので、機会があったら食堂を探してみたいと思います。テーマのおもしろさもさることながら、文章が非常にきれいで読みやすく、かつて僕が習ったことのあるジャーナリストの大隈秀夫さんと共通点を感じました。
著 者/上原善広
発行所/新潮新書
初 版/2005年6月20日
定 価/680円+税
新書判・208頁・並製
ISBN4-10-610123-8
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