新井由己の仕事帖

2011年01月13日 (木)

web R25 冬はやっぱりおでんで一杯! でも“鍋”と“おでん”の違いって?

リクルートのWeb版『R25』の「W×R ウェブレビュー」コラムでコメントしました。

おでんの定義について考える
冬はやっぱりおでんで一杯! でも“鍋”と“おでん”の違いって?

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しかし、原稿の最終確認では以下のようになってました。
なんでこんなに違うんだろう?


▼沖縄では豚足が定番!?
 コンビニおでんのご当地性を調べてみた

冬の定番料理の筆頭といえばおでん。近所のコンビニで数えてみたら約30種類もおでん種があったんだけど、これって全国どこに行っても同じなの? 著書に『とことんおでん紀行』などがある日本初のおでん研究家、新井由己さんに聞いてみた。

「全国津々浦々でさまざまなおでん種がありますよ。一番インパクトがあるのは、沖縄のてびちでしょう。いわゆる豚足ですね。一般家庭で食べるだけでなくコンビニでも売っています。鹿児島では豚軟骨を入れるし、福岡・佐賀・大分あたりには餃子巻きなんてのもありますよ。餃子をそのまま練り物で巻いてあって美味い!」

おお、どれもこれも聞いたことのないおでん種ばかり。さすがに南国はがつんとパンチの効いた種が多いみたいだけど、北へ行くとどうなんだろう?

「北海道ではフキや根曲がり竹といった山菜を多用します。それとツブ貝がポピュラーですね。北海道ではむき身ですが、青森では殻ごと鍋に入れて肝から出る出汁も楽しむんです。それと、関東・東北・北海道限定でローソンがだし巻き玉子を入れてますね。そうそう、東京の人はちくわぶを一般的なおでん種だと思っていますけど、あれは東京を中心にした狭い範囲にしかありません」

おでん種の主役とも言える練り物はどうですか?

「ご当地おでんとして人気の静岡おでんを代表する種が、いわしやサバのすり身を固めた黒はんぺん。それからハランボという小魚のすり身を揚げたじゃこ天は、四国のおでんには欠かせません。静岡おでんは、だし粉と呼ばれる鰯の削り節をかけて食べるのも特徴的です」

え?おでんの薬味ってカラシだけじゃないんですか?

「いやいや、愛知では味噌ダレをつけるのが一般的ですし、姫路では生姜醤油をかけないおでんなんてあり得ません。そればかりか、コンビニでは地域ごとに出汁も変えています。東北ではしょっつると呼ばれる魚醤を使いますし、九州ではトビウオを干したアゴを用いることが多い。コンビニ各社で全国をいくつかのエリアに分けて、それぞれ味付けと出汁を変えているんです」

う〜ん、深い。地域ごとに異なる種、出汁、薬味の無限の組み合わせ。こりゃあもう、おでんは郷土料理と呼んじゃってよさそうです。
(中島亮/サグレス)

(関連リンク)
新井由己の仕事帖 http://www.yu-min.jp/

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静岡おでんは鰯の削り節だけでなく青のりもかける。海沿いのエリアではさらに味噌だれが用意されている。写真/新井由己

↑Top: 投稿者 あらい/遊民 | Webサイト
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