ロイヤルホストの「ミールス」 

ロイヤルホストは毎年夏になると「カレーフェア」を開催しますが、今年はなんと南インドの「ミールス」が登場です。特設ホームページを見ると、ケララ州からパロータを直輸入(国内で作ったほうがおいしそうだけど……)するそうです。

ところが!

写真手前から右回りに、タンドリーチキン、カシミールビーフカレー、ムガールチキンカレー、バターシュリンプカレー、パロータ。その裏にライスとサラダが見えてます。

このメニューを眺めると、パロータを除いてほとんどが北インドのメニューです。いったい、だれがこんな企画をプロデュースしたのでしょうか?

※参考資料
『サンデー毎日』(06年02月05日号)
http://yu-min.sakura.ne.jp/photo/060205sanmai.pdf

『週刊プレイボーイ』(06年08月07日号)
http://yu-min.sakura.ne.jp/photo/060807wpb.pdf

■6/24追記

3種類のカレー定食+ドリンクバーで、2040円也

3種類のカレーは、ロイヤルホストが毎年提供してきたものと同じで、さすがにうまくまとまっています。タイのバジルいためご飯なんかも、けっこうおいしいんですよね。カシミール・ビーフカレーはスープカレーっぽくて、ちょっと辛め。ムガール・チキンカレーはトマトの酸味が後味に残る中辛。バター・シュリンプカレーはクリーミーな甘口。タンドリーチキンは、メニューの説明では「オーブンでタンドリー風に焼き上げました」と説明があります。

パロタは、現地のケララパロタそのものといっていい気がしました。最初は冷凍パロタを輸入するというのに批判的でしたが、ファミレスで提供することを考えると無理がないし、この選択は正しかったと思います。ちょっと違うけど、冷凍のさぬきうどんもかなりおいしいですし。

もちもち感はなかなかで、パリパリした部分との違いも楽しめます。このパロタがファミレスで食べられるというのに、ちょっと感動しました。出てきたときに「手で挟むようにほぐしてから食べてください」と説明がありました。インドでは焼き立てのときに店の人がたたいてくれますが、冷凍パロタをオーブンで焼いているはずなので、客のほうでほぐす必要があるのでしょう。両手で挟むと手が脂っぼくなるし、豪快にたたかなくても、食べるほうの手でぎゅっとつぶす感じでいいと思います(焼き立ては熱いので注意)。

ムガール・チキンカレーとバター・シュリンプカレーは、パロタにもすごく合っていておいしかったですが、カシミール・ビーフカレーはいまひとつ。これはライスとも合わない気がしました。

値段が高いという声もありますし、個人的にもそう思いますが、ロイヤルホストはファミレスのなかで高級なイメージと味で差別化しているので、ほかのメニューと比べたら適正価格でしょう。

■7/8追記

ひさしぶりに食べに行ってきました。
今回は2種類のカレーセット+ドリンクバーで、1740円也。
タンドリーチキンをビシソワーズに変えてみましたが、
ターリーが寂しくて、ちょっと後悔しました(笑。
せっかく頼むんだから、タンドリーチキンのほうがいいですね。

右手で持ったパロタを縦にして
ターリーにおしつけるようにつぶすと、
いいぐあいになります(今回の学習)。